今日4月3日は花迎え

今日は花迎え。

堂におこもりした女の子が山に雪割草を折りに行く日です。
花に精霊が宿り、
その精霊を女の子にのせて

水を張った器に雪割草を活ける。
お雛様に進ぜる。

それが佐渡のひなの節句だったそうです。

「ヒイナさんには必ずユキシタバナを進ぜる。ヒイナサンは魂があって、
この花をみて喜ぶ」

と村人は言う。

花に宿る命を村の女の児にお迎えしての節句が佐渡のひな祭り。
(佐渡花の民俗 伊藤邦男より)


◆雪割草(オオミスミソウ)◆
キンポウゲ科

もう廃れた風習です。
色んなお年寄りに聞き込みましたが、
誰も知りませんでした。

今日、
山は晴天でより一層美しく見えました。
まるで花束が設置してあるかのよう。

歓迎されてるようで、
応援されてるようで、
感動と感謝でいっぱいになりました。

暖冬で草木も辛かっただろうに。
大気汚染や酸性雨、
不法投棄で苦しかっただろうに。

素敵に咲いてくれた。

水芭蕉も綺麗でした。



雪割草と水芭蕉のコラボ。
自然界に敬意をもつ生活をもう一度見直し、
大切にしていきませんか?
こんなに美しい天国のような場所を未来に残すためにも。
私はここで確かに山の精霊を感じました。


最後まで読んでくださってありがとうございます


伊藤邦男先生の本の引用はこちら↓
以前のブログはこちら↓
#野草生活#野草研究家#糧葉#sado

草木と暮らす

佐渡島で自然と暮らした先人の知恵をライフスタイルにとり入れた生活をする主婦です。 子供3人、猫4匹、夫と古民家で暮らしてます。 佐渡島の民俗学と植物学者の伊藤邦男先生の本を参考にさせて頂いてます。

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